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【防衛オフレコ放談】 官邸が注目する軍事漫画「空母いぶき」 F35B導入で漫画のリアル追認できるか 

 投稿者:遊撃素浪人メール  投稿日:2018年 3月13日(火)15時59分25秒
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           http://www.sankei.com/premium/news/180313/prm1803130003-n1.html                           平成30年(2018)3.13 産経

「ビッグコミック」(小学館)で連載されている人気漫画『空母いぶき』(かわぐちかいじ作 協力・惠谷治)が防衛省・自衛隊でますます話題となり、
最近では「首相官邸が注目している」(自衛隊幹部)と指摘されている。

その理由は、2月に実写映画化が公表されたことだけではない。年末までに導入の是非に最も関心が高まることが予想される装備が主役であることが大きい。

★近未来に中国軍と衝突
 空母いぶきのストーリーは、近未来に中国軍が奇襲攻撃で沖縄県の尖閣諸島や先島(さきしま)諸島を占領。島民が拘束され、自衛官に犠牲者も出る中、いぶきは
先島諸島海域に向かうが、行く手には中国軍の空母が立ちはだかり、いぶきに搭載された戦闘機が中国軍空母搭載の戦闘機と対決する-といった具合に展開していく。

 冒頭ではまず、工作員とみられる中国人が尖閣諸島に上陸し、平時とも有事ともいえないグレーゾーン事態が描かれる。次に訪れる事態では、中国艦艇などの動向に
にらみを利かせるため日本最西端にある沖縄県の与那国島で平成28年に運用を始めたばかりのレーダーサイトが中国軍戦闘機に爆撃され、有事へと発展していく。

ある自衛官は「日中間で懸念される有事シナリオが提示されている」と話し、別の自衛官も「装備とその運用が緻密に描かれている」と評価する。

  「これは勉強になるから読んでおくように」    部下にそう勧める幹部自衛官もおり、「自衛隊推薦図書」といっても過言ではなさそうだ。

★防衛相もお墨付き    2月にはビッグコミック誌上で、来年に実写映画が公開される予定であることが発表され、その人気ぶりがうかがえる。

  もっとも作品の人気は今に始まったことではない。

 1度目の防衛相を務め終え、再登板前だった小野寺五典防衛相は雑誌『正論』の28年2月号の鼎談(ていだん)「人気漫画『空母いぶき』で考える決断と覚悟」で、
作品について「あまりにリアルで驚きました」と率直に語っている。

 海上自衛隊OBの伊藤俊幸氏も鼎談で、「自衛隊にかなりの協力者がいるのだろうなと感じました」とリアルさを認め、「我が国が置かれた安全保障環境の
厳しさや防衛問題を知るきっかけとして、ぜひとも多くの方に読んでいただきたい作品ですね」と話している。

映画化されれば、さらに話題となり、伊藤氏が指摘するように啓蒙(けいもう)効果も期待される。ただ、ここにきて政府内で一段と注目を集めている理由は、
空母いぶきがF35Bを搭載して運用されていることにある。

★防衛大綱の焦点に
 最新鋭ステルス戦闘機F35Aの派生型にあたるF35Bは短距離の滑走で離陸でき、垂直着陸も可能だ。

 防衛省はF35Bを航空自衛隊に導入する検討に入っており、導入すれば空自新(にゅう)田(た)原(ばる)基地(宮崎県)に配備する案が浮上している。
新田原基地に配備すれば中国による南西方面の離島侵攻に迅速に対応でき、滑走路の短い離島の民間空港を拠点に運用できるほか、平時の警戒監視にも活用しやすい。

 一方、海自最大のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」についてもF35Bを離着艦させられる空母に改修することも検討している。いずもが新田原基地から
飛来するF35Bを搭載して東シナ海に展開し、離着艦訓練を行えば中国を牽制(けんせい)できる。

 こうした検討項目は政府が年内に改定する防衛力整備の基本指針「防衛計画の大綱」と31年度からの中期防衛力整備計画の焦点となる。
F35Bの導入といずもの空母化の方針が打ち出されれば、空母いぶきで描かれる設定を追認することになるが、中国への抑止力と対処力の強化につながる意義は大きい
 
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